目次
概要
ExcelのVBAにおける命名規則やルールを備忘録として挙げていきます。
個人的には、プログラミングにおいて作法にこだわりすぎることは不毛と思います。
しかしながら、そうは言ってもある程度の規則性を持たせることは、メンテナンス性の観点から大切と思います。
VBAは比較的自由ですが、その中でもよく聞くルールや、個人的に使いやすいなと思うルールを(あくまで例として)挙げてきます。
基本的な考え方
命名規則は統一する
極論、命名規則は個人の自由です。しかしそこに規則性はあったほうがいいでしょう。
こういうときはこういう法則で名前を付けるといった規則性があれば、他の人が見てもわかりやすいコードとなります。
例えばプロージャ名をあるときはキャメルケースでまたあるときはパスカルケースでとしてしまうと統一性がありません。
統一性がないコードは後から見るとわかりにくく、メンテナンスする際に一苦労です。
コメントに頼らない
命名はできるだけ内容がわかるような表現にし、コメントに頼らないように心がけます。
命名を抽象的にし過ぎてコメントばかり足していると、コードが冗長になってしまいます。
Excel・VBAの命名規則やルール
モジュール名はパスカルケース
パスカルケース(PascalCase)は単語の始まりを大文字で書く方法です。
これにより、アルファベットや英単語を使っても空白のない命名ができます。
プロージャ名はキャメルケース
キャメルケース(camelCase)とは最初の単語は小文字、以後は単語の始まりを大文字で書く方法です。
モジュールの中にプロージャがあるという大小関係から、なんとなくパスカルケースではなくキャメルケースを使うと個人的にしっくりきます。
変数名はキャメルケース
変数はキャメルケースで書くのが一般的かと思います。
定数名はコンスタントケース
定数名はコンスタントケースで書くことが一般的かと思います。
コンスタンスケースとは、「CONSTANT_CASE」のように大文字で書き単語と単語の区切りにはアンダースコアを用いる方法です。